北九州e-PORT構想

第2章 第2節 北九州e-PORT構想2.0フェーズⅡ
2018年4月~
(本項記載内容は、策定時点の内容です)

北九州e-PORT構想2.0フェーズⅠの成果

 フェーズⅠの初年度は、本構想の仕組みづくりが中心であり、運営体制の構築やe-PORTパートナーの勧誘、プロモーションを主としたイベントの開催等を主に実施するとともに、一部の重点プロジェクトを推進してきた。また2年目には、1年目の活動の継続に加え、新ビジネスの創出に向けた「ビジネスづくり対話会」や、ビジネスプランの腕試しの場としての「ビジネスプランコンテスト」などの取り組みを実施し、その枠組やノウハウを構築・形成してきた。

フェーズⅠにおける成果事例は次の通り。

【e-PORTパートナーの構築】
初年度の2015年度には68団体が加入、2016年度には26団体が加入し、2018年1月時点で合計111団体の地域内外の産学官民金からなるパートナーに発展した。
【コンソーシアムの立ち上げ】
相談の中でもビジネス化することを前提にコンソーシアムを形成し、コンソーシアムによっては本構想で創設された補助金も活用しつつ、事業を推進してきた。
主なコンソーシアム立ち上げ実績
【地方版IoT推進ラボへの選定】
北九州e-PORT推進機構では、推進機構の活動やパートナーの事例紹介のため、展示会の出典やイベントの開催など、様々なプロモーション活動を実施してきた。こうした活動と前述のような事業成果や将来性が認められ、本構想は経済産業省より「地方版IoT推進ラボ」に選定され、「北九州市IoT推進ラボ」として活動することとなった。
北九州市の発表の様子と認定書

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北九州e-PORT構想2.0フェーズⅡプランの策定

 こうした中、北九州e-PORT推進機構の事務局を務める公益財団法人九州ヒューマンメディア創造センター(以下「HMC」という)は、2018年度より、公益財団法人北九州産業学術推進機構(以下「FAIS」という)に統合されることとなり、今後は北九州e-PORT推進機構の事務局もFAISに置かれることとなった。
 これまでのノウハウが蓄積された体制を維持しつつ、前述の組織統合によって更なるシナジー効果を発揮させ、本構想の昇華並びに地域産業の発展に向けて新たなフェーズに臨むとともに、フェーズⅠで生じた課題やITを取り巻く新たな状況に対応するため、フェーズⅡプランを策定した。

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フェーズⅡにおける取り組みの方向性

 フェーズⅡからは、これまで積み上げてきたITのノウハウやe-PORTパートナーのネットワークなどのe-PORTリソースを活用することを視野に入れつつ、プロダクトアウトのアプローチからマーケットインの視点を重視した活動、つまり技術シーズやサービスありきではなく、まず市場が求めていることに重きを置いた取り組みを進めることとし、更にゴールについては北九州市を中心とする地域産業の発展とする。
 地域産業の発展のための具体的な取り組みとして、

①フェーズⅠで進めてきた「新ビジネスの創出」の取り組みをさらに加速させ、具体的なビジネス化につなげていく。

②プロダクトアウトからマーケットインへの転換の具体例として「地域産業の高度化」を支援する取り組みを展開する。

③前構想の成果として集積したiDCとの連携を強化していくとともに、北九州市の強みである「守りのIT」を活かした取り組みとして、IT人材の育成と獲得を含めた「情報産業の振興」に貢献していく。

図解

 これら、①新ビジネスの創出、②地域産業の高度化、③情報産業の振興 の方向性のもと、それぞれ具体的な取り組みやサービスを展開していく。

図解

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フェーズⅡにおける体制の変更

 FAISとHMCの統合に伴い「北九州e-PORT推進機構」は解消し、FAISが直接事務局を務める事とした。
 ただし、事業の目的や方向性自体に変更はなく、これまで以上に取り組みを進めていく。FAISはe-PORTパートナーの1会員として事務局を務め、e-PORTパートナー全体の活性化を図ることとした。

 これは、フェーズⅠを進めていく中でe-PORTパートナー会員から寄せられた、「パートナー企業として具体的な企画の議論へ参加したい」、「FAISには事業相談受付だけではなく、e-PORTパートナー全体の企画推進を期待したい」、「e-PORTを通じて他社の製品・サービスを知ることで自社との連携を検討したい」といった声に対応するものであり、更なる検討を進めるための枠組みとして「企画委員会」を設置することとした。

図解

 北九州e-PORT構想2.0フェーズⅡでは、フェーズⅠで培ってきたパートナーとの連携や事業ノウハウを元に、事務局の独力ではなく、パートナーとの協働により、事業の展開を図っていく。